Toothtransplant /歯の移植(自家歯牙移植)

Treatment /将来を見据えたお口全体の健康を考えます

①自分の歯を活かす“もうひとつの選択肢”

~インプラントや入れ歯に代わる、自然な再生治療~

インプラントの模型

「歯を失ってしまった」「抜歯が必要と言われた」そんなとき、多くの方がまず思い浮かべるのは、インプラントや入れ歯、ブリッジといった人工的な補綴治療かもしれません。
しかし、もうひとつの選択肢として注目されているのが、「歯の移植(自家歯牙移植)」という治療法です。
これは、同じお口の中にある自分の歯(親知らずなど)を失った歯の場所に移し替えることで、天然歯に限りなく近い機能と感覚を取り戻す方法です。

歯の移植(自家歯牙移植)とは

自家歯牙移植とは、患者様ご自身の健康な歯を抜いて、別の部位に「移植」する再生型の治療法です。
例えば、親知らずが真っすぐに生えていて使われていない場合、その歯を「ドナー歯」として利用し、虫歯や破折などで抜歯が必要になった箇所へ移植します。
人工物ではなく自分の歯を再利用するため、生体との親和性が高く、拒絶反応や金属アレルギーの心配もありません。また、歯の根にある歯根膜(しこんまく)という組織が噛む力をやわらかく受け止め、自然な咬み心地を再現します。

天然歯の「再生力」を活かす治療

歯の移植の魅力は、単に代替手段ではなく、自分の歯が持つ再生能力を活かす点にあります。
歯根膜には「骨と歯をつなげる」働きがあり、移植した歯が周囲の骨と再び結合することで、まるで元からそこにあったかのように機能します。
この再生力によって、咬む力の伝わり方や感覚も自然に近く、違和感の少ない治療結果が得られます。
藤沢市辻堂駅で歯の移植(自家歯牙移植)を行う辻堂カバサワデンタルオフィスでは、歯根膜を傷つけないようにマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用し、拡大視野下で繊細に処置を行うことで、成功率と生着率(しちゃくりつ)を最大限に高めています。

インプラントや入れ歯との違い

インプラントはチタン製の人工歯根を骨に埋め込む治療であり、高い成功率と長期安定が得られる優れた方法です。
しかし、人工物のため「歯根膜による感覚」が存在しません。
一方、自家歯牙移植は天然の歯根を利用するため、噛む力の感覚が残りやすく、身体が「自分の一部」として受け入れやすいという特徴があります。
また、金属や人工材料を使用しないため、生体親和性が非常に高く、「自分の歯で噛む感覚を取り戻す」ことを目的とした治療として選ばれています。

当院が自家歯牙移植を行う理由

藤沢市辻堂駅で歯の移植(自家歯牙移植)を行う辻堂カバサワデンタルオフィスでは、「歯を残す」「抜かない」「再び活かす」ことを歯科治療の根幹理念としています。
歯を失ったとき、「すぐに人工物で補う」ことだけが最善とは限りません。
患者様ご自身の歯を最大限に活かし、自然なかみ合わせ・審美性・機能性を回復することこそ、長期的な健康維持につながると考えています。
そのため、インプラント治療だけでなく、歯周再生療法・歯の移植といった“生体再生型治療”にも力を入れ、CT・マイクロスコープ・精密診断を駆使した歯を活かす治療体系を構築しています。

自分の歯を活かすという選択を

歯の移植は、すべての症例で可能なわけではありません。
しかし、条件が整えば、人工物に頼らず自分の歯を使って再び噛めるという、非常に価値のある選択肢になります。
他院で「抜歯しかない」と言われた方も、CTによる再評価で可能性が見つかるケースがあります。

症例紹介(移植治療)

症例①自家歯牙移植

治療前
治療前
治療後
治療後
治療内容 移植・小矯正治療
患者様の年齢 30歳
患者様の性別 女性
治療期間 6ヶ月
治療回数 12回
治療費 矯正88,000円(税込) 移植220,000円(税込)
精密根管治療110,000円(税込) セラミック165,000円(税込)
治療で得られるメリット 自分の歯で噛み合わせの感覚も違和感なく長期の安定性が得られる。
治療する際に起こる
リスク・副作用
治療回数が多くかかり、治療期間も長くかかる。

症例②自家歯牙移植

治療前
治療前
治療後
治療後
治療内容 自家歯牙移植
患者様の年齢 45歳
患者様の性別 女性
治療期間 6ヶ月
治療回数 12回
治療費 矯正88,000円(税込) 移植220,000円(税込)
精密根管治療110,000円(税込) セラミック165,000円(税込)
治療で得られるメリット 自分の歯で噛み合わせの感覚も違和感なく長期の安定性が得られる。
治療する際に起こる
リスク・副作用
治療回数が多くかかり、治療期間も長くかかる。

症例③自家歯牙移植

治療前
治療前
治療後
治療後

レントゲン写真はこちら

治療内容 自家歯牙移植
患者様の年齢 14歳
患者様の性別 女性
治療期間 2ヶ月
治療回数 4回
治療費 132,000円(税込)
治療で得られるメリット 先天欠如でもともとないところに自分の歯を有効利用できる。
治療する際に起こる
リスク・副作用
矯正治療の併用が必要。外科処置を伴う。

症例④自家歯牙移植

治療前
治療前
治療後
治療後
治療内容 自家歯牙移植
患者様の年齢 55歳
患者様の性別 男性
治療期間 6ヶ月
治療回数 12回
治療費 移植220,000円 精密根管治療110,000円
セラミック165,000円
治療で得られるメリット 自分の歯で噛み合わせの感覚も違和感なく
長期の安定性が得られる。
治療する際に起こる
リスク・副作用
外科治療を伴い、治療回数が多くかかる。

②どんなときに歯の移植ができるのか

~「抜歯しかない」と言われた方にも、可能性があります~

questionマークの積み木

歯の移植(自家歯牙移植)は、誰にでも行えるわけではありません。
しかし、条件が整えば非常に高い成功率が期待できる治療法です。
「自分の歯を使って歯を取り戻せる」という大きな魅力があるため、インプラントや入れ歯の前に一度検討する価値があります。
ここでは、どのようなケースで歯の移植が可能なのか、そして辻堂駅で歯の移植(自家歯牙移植)を行う藤沢市辻堂カバサワデンタルオフィスがどのように“適応の見極め”を行っているのかを説明します。

歯の移植が適している主なケース

自家歯牙移植とは、患者様ご自身の健康な歯を抜いて、別の部位に「移植」する再生型の治療法です。
例えば、親知らずが真っすぐに生えていて使われていない場合、その歯を「ドナー歯」として利用し、虫歯や破折などで抜歯が必要になった箇所へ移植します。
人工物ではなく自分の歯を再利用するため、生体との親和性が高く、拒絶反応や金属アレルギーの心配もありません。
また、歯の根にある歯根膜(しこんまく)という組織が噛む力をやわらかく受け止め、自然な咬み心地を再現します。

①抜歯が必要な歯がある場合

虫歯や歯根破折、歯周病などで抜歯が避けられない歯がある方は、その部位に健康な歯を移植できる可能性があります。
特に、奥歯の根が割れてしまった場合や、根の先に膿がたまった歯などでは、歯ぐきと骨をきれいに整えたうえで、他の健康な歯を移植することで“自分の歯で噛める”環境を再生できます。

②親知らず(智歯)が使われていない場合

多くの方が「親知らずを抜くだけ」と考えがちですが、親知らずは“移植用のドナー歯”として非常に優秀です。
真っすぐに生えていて、虫歯や炎症がない場合、前歯や奥歯を失った部位への移植に活用できます。
実際、藤沢市辻堂駅で歯の移植(自家歯牙移植)を行う辻堂カバサワデンタルオフィスでも「使われていなかった親知らずを活かす移植」が多数行われており、人工歯を入れるよりも自然な噛み心地を得られたと喜ばれる患者様も多くいらっしゃいます。

③永久歯が生えそろっている若年層の方

10代後半~30代前半までの方は、歯根膜の再生能力が高く、骨とのなじみも良好なため、成功率が高い傾向にあります。
とはいえ、40代・50代でも骨や歯根の状態が良ければ移植が可能です。
年齢ではなく、「ドナー歯と受け入れ部位の条件」が最も重要です。

歯の移植に必要な条件

歯の移植を成功させるためには、「ドナー歯(移植する歯)」と「移植先(受け入れ側)」の双方に条件が揃っている必要があります。

【ドナー歯の条件】

  • 根の形がシンプルで、曲がりが少ない
  • 虫歯や歯周病がなく、健康な歯質を保っている
  • 骨としっかり結合する歯根膜が残っている

【移植先の条件】

  • 炎症や感染がコントロールされている
  • 骨量(高さ・厚み)が十分にある
  • 周囲の歯や噛み合わせとのバランスが良い

このように、歯の状態や骨の条件が整っていることが前提となります。
そのため、CTによる精密診断が欠かせません。

CTによる精密診断の重要性

インプラントはチタン製の人工歯根を骨に埋め込む治療であり、高い成功率と長期安定が得られる優れた方法です。
しかし、人工物であるため「歯根膜による感覚」は存在しません。
一方、自家歯牙移植は天然の歯根を利用するため、噛む力の感覚が残りやすく、身体が“自分の一部”として受け入れやすいという特徴があります。
また、金属や人工材料を使用しないため、生体親和性が非常に高く、「自分の歯で噛む感覚を取り戻す」ことを目的とした治療として選ばれています。

当院が自家歯牙移植を行う理由

辻堂カバサワデンタルオフィスでは、歯科用CTを用いてドナー歯の形態・根の角度・骨の厚み・神経の位置を立体的に確認します。
これにより、

  • どの歯をどの位置に移植できるか
  • 骨の量や角度が十分か
  • 移植の成功率がどの程度見込めるか

を事前に詳細にシミュレーションします。
この「見えない部分を可視化する精密診断」こそが、治療の成否を左右する最も重要なステップです。
また、マイクロスコープによる拡大視野下での処置により、歯根膜を傷つけずに抜歯・移植を行うことで、生着率(骨と歯が自然に結合する確率)を高めています。

③歯の移植とインプラントの違い

~人工物ではなく、“自分の歯”で噛むという選択~

questionマークの積み木

歯を失ったときの代表的な治療法として、「インプラント」と「歯の移植(自家歯牙移植)」があります。
どちらも噛む機能を取り戻すための優れた方法ですが、「自分の歯を活かすか」「人工歯を用いるか」という点において、大きな違いがあります。
それぞれの特徴を理解した上で、ご自身に合った方法を選ぶことが、長期的な健康維持につながります。

インプラント治療とは

インプラントは、歯を失った部分の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯(セラミックなど)を装着する治療法です。
チタンは生体親和性が高く、骨と強固に結合するため、長期間安定して噛む力を支えられるという大きなメリットがあります。
ただし、インプラントはあくまで人工物です。
天然の歯のような「歯根膜(しこんまく)」が存在しないため、噛むときの“しなやかな感覚”や“クッション性”は再現できません。
また、治療には一定の骨量と治癒期間が必要であり、全身疾患や骨の状態によっては、手術が難しいケースもあります。

歯の移植(自家歯牙移植)とは

歯の移植は、患者様自身の健康な歯(主に親知らずなど)を抜き、失った歯の場所に移し替える治療法です。
この治療の最大の特徴は、自分の歯をそのまま再利用できること。
人工物を体内に入れることなく、自分の歯が持つ「再生力」や「感覚」をそのまま活かせるため、身体にやさしく、自然な噛み心地が得られます。
移植された歯は、時間の経過とともに周囲の骨と結合し、歯根膜を通じて「生きた歯」として機能します。
そのため、噛んだときの微妙な圧力や感触を感じ取ることができ、“自分の歯で噛む”という自然な感覚が残るのです。

比較でわかる「歯の移植」と「インプラント」の違い
比較項目 歯の移植(自家歯牙移植) インプラント
使用するもの 自分の歯(親知らずなど) チタン製の人工歯根
生体親和性 ◎(自己歯のため拒絶反応なし) ○(高いが人工物)
歯根膜の有無 あり(自然な噛み心地) なし(直接骨と結合)
骨との結合 自然な生着 人工的なオッセオインテグレーション
治療期間 約3〜6ヶ月(経過観察含む) 約4〜8ヶ月(骨結合期間あり)
メンテナンス 天然歯と同様に可能 専用の清掃管理が必要
対応年齢・条件 歯と骨の条件が整えば可能 骨量や全身状態に制約あり
費用 比較的抑えられる(保険適用の一部あり) 原則自費治療
感覚・自然さ ◎ 自然な噛み心地 ○ 安定性は高いが感覚は鈍い
「歯の移植」のメリット

1.自分の歯を再利用できる

人工物を使わず、体が拒絶しない。

2.歯根膜が残るため、自然な噛み心地

噛んだときの感覚が再現され、顎関節にも優しい。

3.骨が自然に再生されやすい

歯根膜の作用により、骨吸収を抑制しやすい。

4.隣接歯を削らない

ブリッジのように周囲の健康な歯を犠牲にしない。

「インプラント」が適している場合
  • 親知らずや移植に使える歯がない場合
  • 骨の状態が安定しており、長期的な強度を求める場合
  • 審美的に高い完成度を目指す前歯部の症例

インプラントも非常に優れた治療法であり、両者に優劣があるわけではありません。
大切なのは、「どの方法がその方に合うか」を正確に判断することです。

④当院の精密診断と治療計画

~科学的根拠に基づく、安全で確実な歯の移植を~

マイクロスコース

歯の移植(自家歯牙移植)は、見た目こそシンプルに感じるかもしれませんが、実際には高度な技術と緻密な計画が求められる繊細な治療です。
「ただ歯を抜いて入れ替えるだけ」ではなく、歯の根の形や骨の厚み、噛み合わせ、歯周組織の状態まで多角的に分析して初めて成功へと導くことができます。
辻堂カバサワデンタルオフィスでは、CT・マイクロスコープ・歯周再生医療の知見を組み合わせた“精密診断”を行い、歯を活かすための最適な治療計画を立案しています。

1. 歯科用CTによる三次元的な骨と歯根の解析

歯の移植で最も重要なのは、「移植できるかどうかの判断」です。
これを正確に見極めるため、藤沢市辻堂駅で歯の移植(自家歯牙移植)を行う辻堂カバサワデンタルオフィスでは歯科用CT(3D画像)を用いて、移植する歯(ドナー歯)と移植先(受け入れ部位)を立体的に評価します。
CTによって以下の項目を詳細に確認します:

  • 骨の厚み・高さ・形態
  • 歯根の長さ・角度・湾曲の有無
  • 神経や血管との位置関係
  • 炎症や感染の範囲

これらをもとに、「どの歯を、どの位置に、どんな角度で移植するか」をシミュレーションし、安全かつ無理のない手術計画を立てます。
また、必要に応じて歯周再生療法や骨造成を組み合わせ、移植に最適な環境づくりを事前に整えます。

2. マイクロスコープによる拡大視野下での精密診査

歯の移植では、歯根膜(歯と骨をつなぐ薄い膜)をいかに傷つけずに残せるかが成否を左右します。
肉眼では確認が難しいこの繊細な組織を守るため、辻堂駅で歯の移植(自家歯牙移植)を行う藤沢市辻堂カバサワデンタルオフィスでは、すべての工程でマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用しています。
これにより、

  • 歯根膜を保ったまま抜歯ができる
  • 感染や亀裂を確実に確認できる
  • 受け入れ部位の整備をより精密に行える

といった高精度な治療が可能になります。
拡大視野での診査・処置は、術後の生着率(骨と自然に結合する確率)を大きく高める要素のひとつです。

3. 咬合(かみ合わせ)の分析と全体バランスの設計

移植した歯が長期的に安定するためには、咬み合わせ(咬合バランス)の調整も欠かせません。
噛む力が特定の歯に偏ると、移植歯や周囲の骨に過剰な負担がかかり、炎症や再吸収のリスクが高まります。
藤沢市辻堂駅で歯の移植(自家歯牙移植)を行う辻堂カバサワデンタルオフィスでは、デジタル咬合分析や模型診断を行い、歯列全体で力を分散させる理想的な噛み合わせを再構築します。
これにより、「移植した歯を守る」だけでなく、「全体のバランスを整える治療」が可能になります。

4. 感染管理と無菌的環境の徹底

歯の移植では、手術中のわずかな細菌混入が成功率に影響します。
辻堂カバサワデンタルオフィスでは、ラバーダム防湿法・滅菌器具・クリーンなオペ環境を徹底し、細菌感染リスクを極限まで低減。
また、移植後の治癒を促すため、抗菌療法や歯周組織の安定化を目的としたメディカルサポートを行います。
「精密な診断 × 清潔な環境 × 医学的管理」
これらを一貫して行うことで、安心して治療を受けていただける体制を整えています。

5. 一人ひとりに合わせた“治療シミュレーション”

藤沢市辻堂駅で歯の移植(自家歯牙移植)を行う辻堂カバサワデンタルオフィスでは、CT画像・模型・口腔内写真などをもとに、治療の流れ・期間・リスク・期待できる結果を丁寧にご説明します。
「どの歯を使うのか」「どんな経過をたどるのか」を患者様と共有したうえで、納得してから治療を開始します。
このプロセスを大切にすることで、患者様自身も治療に前向きに取り組めるようになり、
最終的な治療の満足度と予後が向上します。

⑤自家歯牙移植の治療ステップ

~自分の歯を活かす治療の流れ~

歯の模型

歯の移植(自家歯牙移植)は、抜歯した自分の歯を別の部位に移し替える、再生型の歯科治療です。
人工物ではなく「自分の歯」で再び噛めるようにするためには、一つひとつの工程を正確に行う必要があります。
ここでは、辻堂カバサワデンタルオフィスが行う精密な自家歯牙移植のステップをご紹介します。

Step1:診査・治療計画(CTによる事前シミュレーション)

まずは、CT撮影と精密検査で歯や骨の状態を確認します。

  • どの歯を「ドナー歯」として使うのか
  • 移植先の骨量や歯ぐきの厚みが十分か
  • 歯根の形や長さが適しているか

これらを立体的に分析し、「どこに・どの角度で・どの深さまで移植できるか」を3Dでシミュレーションします。
この段階で、必要に応じて歯周治療や骨再生処置を先に行い、移植に最適な環境を整えます。
患者様にはモニターを使って画像をお見せしながら、治療の流れ・期間・リスクを丁寧にご説明します。

Step2:ドナー歯の抜歯(移植歯の採取)

治療計画に基づき、移植に使う歯(主に親知らずなど)を抜歯します。
この際、最も大切なのが歯根膜(しこんまく)を傷つけないことです。
歯根膜は、歯を骨と自然に結びつける「生命線」のような存在。
この膜を保ったまま抜歯することで、移植後の生着(骨との再結合)が成功します。
藤沢市辻堂駅で歯の移植(自家歯牙移植)を行う辻堂カバサワデンタルオフィスでは、マイクロスコープを用いて拡大視野下で抜歯を行い、歯根膜を守るために専用の器具と低刺激な手技を徹底しています。
抜いたドナー歯は、生体保存液に浸して乾燥や温度変化を防ぎ、すぐに次の工程へ進みます。

Step3:移植先の準備(受け入れ部位の整備)

続いて、移植先(歯を失った部分)を整えます。
感染した歯ぐきや残存根を取り除き、骨の形を整えながら、ドナー歯がぴったりフィットするように受け皿(ソケット)を形成します。
CTデータでシミュレーションした角度・深さに基づき、ミクロン単位で調整を行います。
この精度が高いほど、移植後の安定性が増します。
感染のリスクを避けるため、手術中はラバーダム防湿と滅菌環境を維持。
細菌の侵入を防ぎながら、安全に進行します。

Step4:歯の移植・固定

整えた骨の受け皿に、採取したドナー歯を慎重に移植します。
歯の向きや深さ、周囲骨との接触面などを確認しながら、わずか1mm単位の微調整を繰り返します。
理想的な位置に収まったら、糸やワイヤーで仮固定を行い、安定させます。
この固定は、歯根膜が再び骨とつながるまでの“保護期間”です。
固定期間は一般的に2〜3週間ほど。
その間、歯は少しずつ体の一部として馴染んでいきます。

Step5:治癒期間と根管治療

移植後は歯ぐきの腫れや違和感を確認しながら、
歯根膜と骨の再生を待つ期間に入ります。
歯の神経が残っている場合は自然治癒を促しますが、神経が失われている場合は根管治療(歯の中の治療)を行い、再感染を防ぎます。
根管治療はマイクロスコープ下で精密に行うため、移植歯の寿命を最大限に延ばすことができます。

Step6:補綴(かぶせ物)による機能回復

骨との結合が安定したら、かぶせ物(クラウン)を装着します。
見た目や噛み合わせを自然に整えながら、周囲の歯とバランスよく機能する状態に仕上げます。
セラミックやジルコニアなど、審美性の高い素材にも対応可能です。
「見た目も美しく、噛める歯」を再構築します。

Step7:メインテナンスと再評価

移植後は定期的に経過観察を行い、レントゲンやCTで骨の安定性・歯ぐきの健康状態を確認します。
また、噛み合わせやブラッシング圧の調整を行い、移植した歯を長く維持するためのメインテナンスを継続します。
担当衛生士が一人ひとりの状態を把握し、再発を防ぐためのホームケアもサポートします。

“確実なステップ”が成功へ導く

自家歯牙移植の成功率は、手術の精度だけでなく、 診断・環境整備・治療管理・メンテナンス の全工程の積み重ねによって決まります。

⑥治療期間と治癒のプロセス

~あなたの歯が“再び生きる”までの時間~

女性の口元

歯の移植(自家歯牙移植)は、人工物を入れる治療とは違い、「自分の歯が再び生きて機能する」までに、身体の自然な治癒力を引き出す時間が必要です。
辻堂カバサワデンタルオフィスでは、精密診断から治癒・経過観察までを一貫して管理し、無理なく確実に歯が定着するようにサポートしています。
ここでは、治療の一般的な流れと治癒のプロセスをご紹介します。

Step1:初期固定期間(約2〜3週間)

歯を移植した直後は、仮固定によって歯を安定させる期間です。
この時期、歯の根の周りにある「歯根膜(しこんまく)」が再び骨と結合し始めます。
歯根膜が健全に再生すると、歯は再び“生きた歯”として機能を取り戻します。
初期固定中は、強い噛みしめや硬い食べ物を避け、できる限り安静を保つことが大切です。
藤沢市辻堂駅で歯の移植(自家歯牙移植)を行う辻堂カバサワデンタルオフィスでは、痛みや腫れが出にくいよう丁寧な処置と術後ケアを徹底しています。

Step2:治癒・安定期間(約1〜3ヶ月)

固定を外したあとは、歯が自然に骨と馴染んでいく期間です。
この間、歯根膜と骨が再構築され、移植歯が自分の歯として安定していくプロセスが進みます。
噛み合わせや歯ぐきの状態を定期的に確認しながら、必要に応じてマイクロスコープで根管治療を行い、内部感染を防ぎつつ組織の治癒をサポートします。
また、口腔内の清潔を保つことが重要なため、衛生士によるプロフェッショナルケア(PMTC)や歯磨き指導も並行して行います。

Step3:機能回復と補綴治療(約3〜6ヶ月)

骨との結合が安定すると、いよいよ歯としての機能を回復させるための最終段階に入ります。
セラミックやジルコニアなどのかぶせ物(クラウン)を装着し、見た目と咬合(かみ合わせ)を整えます。
噛んだときの感覚や咬合圧が自然に伝わり、自分の歯と同じようにしっかり噛める状態へ。
「自分の歯で噛む喜び」を実感できる瞬間です。

Step4:治療後の再評価とメインテナンス

治療完了後も、再評価と定期メインテナンスを欠かしません。
レントゲンやCTで骨の状態を確認し、噛み合わせや歯ぐきの変化をチェックします。
特に、治療後の3〜6ヶ月は再発予防の大切な時期。
小さな違和感でも早期に発見・対応することで、移植した歯の寿命をさらに延ばすことができます。
担当衛生士が毎回状態を記録し、ブラッシングの癖や生活習慣の見直しもサポート。
「治療して終わり」ではなく、「守り続ける治療」を実践しています。

治癒のプロセスを支える3つの要素

骨との結合が安定したら、かぶせ物(クラウン)を装着します。
見た目や噛み合わせを自然に整えながら、周囲の歯とバランスよく機能する状態に仕上げます。
セラミックやジルコニアなど、審美性の高い素材にも対応可能です。
「見た目も美しく、噛める歯」を再構築します。

1.歯根膜の再生

骨と歯をつなぐ歯根膜の再生が、歯の安定の鍵。
マイクロスコープによる低侵襲な処置で、この組織を守ります。

2.骨の再構築

歯周再生療法や再生材料を併用し、骨の修復を促進することで、長期的な安定を支えます。

3.噛み合わせの調整

咬合圧が偏らないよう、噛み合わせを細かく調整して再発を防ぎます。

これらをバランスよく整えることが、「成功率を高め、歯を長く機能させる秘訣」です。

⑦歯の移植の成功率と長期予後

~“生きた歯”として再び機能する確かな治療~

説明する歯科医師

歯の移植(自家歯牙移植)は、インプラントや入れ歯のように人工的な素材を使用せず、患者様自身の歯を移植して再び機能させる再生医療の一種です。
一昔前までは特殊なケースとされていましたが、近年ではCTやマイクロスコープなどの精密機器の進歩により、成功率が大きく向上し、長期的に安定して機能させることが可能になりました。

一般的な成功率と当院の実績

歯の移植の成功率は、国内外の臨床研究では約80〜90%と報告されています。
この数字は、インプラント治療に匹敵する、非常に高い成功率です。
藤沢市辻堂駅で歯の移植(自家歯牙移植)を行う辻堂カバサワデンタルオフィスでは、CT・マイクロスコープによる“精密移植”と、術前の感染コントロール・骨評価・咬合管理を徹底することで、成功率と長期安定性のさらなる向上を実現しています。
また、単に「移植が成功した」だけでなく、10年以上の長期経過でも安定して機能している症例も多く、適切なメインテナンスによって長くご自身の歯として使い続けることが可能です。

成功の鍵は「歯根膜」と「骨の再生」

歯の移植を成功に導く最大の要素は、歯根膜(しこんまく)という組織です。
歯根膜は、歯の根と骨をつなぐ薄い膜であり、この膜が再生することで、歯は骨に自然に“生着”します。
歯根膜は血管や神経を含み、噛む力をやわらかく伝える役割を持ちます。
この組織が再生することで、インプラントにはない「生きた感覚」が戻るのです。
また、歯根膜から分泌される成長因子によって、周囲の骨が再構築されるため、骨の再生にもつながります。
藤沢市辻堂駅で歯の移植(自家歯牙移植)を行う辻堂カバサワデンタルオフィスではこの歯根膜を守るために、マイクロスコープを用いた低侵襲な抜歯・移植を徹底。
細胞レベルで歯を傷つけないように処置を行っています。

年齢・条件による成功率の違い

若年層(10代後半〜30代前半)は、歯根膜や骨の再生能力が高く、治癒も早いため成功率が特に高い傾向にあります。
一方で40代・50代以上でも、骨や歯ぐきの状態が良好であれば十分に成功が見込めます。
年齢よりも大切なのは、

  • ドナー歯(移植に使う歯)の状態
  • 受け入れ先の骨の厚みと炎症の有無
  • 治療後の清掃・メインテナンス

これらの条件が整っているかどうかです。
そのため辻堂駅で歯の移植(自家歯牙移植)を行う辻堂カバサワデンタルオフィスでは、治療の前に必ずCTでこれらの要素を分析し、科学的な根拠に基づいて移植の可否を判断しています。

再生療法との組み合わせによる長期安定

近年では、歯の移植に歯周再生療法を組み合わせることで、さらに高い安定性を得られるケースが増えています。
エムドゲインやリグロスといった再生材料を使用することで、骨や歯ぐきの再生を促進し、歯の定着力を強化。
これにより、移植した歯の寿命を延ばすことが可能です。
辻堂カバサワデンタルオフィスでは、歯周再生医療・骨造成・根管治療などの専門知識を融合し、単に「移植する」だけでなく、「再生して長く保つ」ことを目的とした治療を行っています。

長期的に歯を守るためのメインテナンス

移植後に長期間安定させるためには、定期的なメインテナンスと咬合チェックが不可欠です。
歯の移植後は、治療部位の歯ぐきが変化しやすいため、定期的にプロフェッショナルクリーニングを行い、バイオフィルム(細菌膜)の再付着を防ぎます。
また、噛み合わせの微調整を行うことで、歯に過剰な負担がかからないように維持管理を続けます。
この定期管理を怠らなければ、移植歯は10年、20年と機能する可能性を十分に持っています。

⑧自家歯牙移植のメリットとリスク

~自分の歯だからこそ得られる価値、理解して選ぶ安心を~

説明する歯科医師

歯の移植(自家歯牙移植)は、“自分の歯を活かす”という点で、他の治療にはない大きな魅力を持っています。
一方で、すべての症例に適応できるわけではなく、条件や術後のケアによって結果が変わる繊細な治療でもあります。
ここでは、患者様に正しく理解していただくために、この治療のメリットとリスクの両面について、誠実にお伝えします。

自家歯牙移植のメリット

① 自分の歯だから“生体になじむ”

自家歯牙移植は、人工物ではなく患者様自身の歯を使用します。
そのため拒絶反応がなく、生体親和性が非常に高いのが特徴です。
また、歯の根には「歯根膜(しこんまく)」という薄い膜が存在し、この膜が骨と自然に結合することで、まるで元の場所に戻ったかのように歯が安定します。
この「歯根膜の再生」が、自然な噛み心地と長期安定を生み出します。

② 噛み心地が自然で、顎に優しい

インプラントやブリッジは人工的な構造のため、噛む力が骨に直接伝わります。
一方で、自家歯牙移植は歯根膜を介して力を分散できるため、顎関節への負担が少なく、自然な咬合感覚を取り戻せます。
「自分の歯で噛んでいるような感覚」を得られるのは、この治療ならではの大きな利点です。

③ 周囲の歯を削らない

ブリッジのように隣の健康な歯を削る必要がなく、周囲の歯の寿命を守れるという点も重要なポイントです。
長い目で見れば、1本の移植によって口全体の健康維持にもつながります。

④ 生体の再生力を活かせる

自家歯牙移植は、体の「治る力」を利用した再生型の治療です。
骨や歯ぐきが自然に再構築され、歯の根が体の一部として再び生き始めます。
この「生きた歯を再生させる」という特性は、人工歯では再現できません。

⑤ 費用を抑えられる場合がある

移植の内容や条件によっては、保険適用となるケースもあります。
(例:親知らずを利用し、一定の基準を満たす場合など)
インプラントに比べて費用を抑えながら、生体に優しい治療を選択できる点も魅力です。

自家歯牙移植のリスク・注意点

① すべての方に適応できるわけではない

移植には、ドナー歯(移植に使う歯)受け入れ先の骨の状態が大きく関係します。
歯根の形が複雑であったり、骨の厚みが不足している場合、移植が難しいケースもあります。
そのため、CTでの立体診断を行い、安全性を確認したうえで適応可否を判断します。

② 術後に一時的な痛みや腫れが出ることがある

移植手術後は、一時的に腫れや軽い痛みを感じることがあります。
通常は数日でおさまりますが、体調や免疫状態によっては回復が遅れることもあります。
藤沢市辻堂駅で歯の移植(自家歯牙移植)を行う辻堂カバサワデンタルオフィスでは、術後の経過を丁寧にフォローし、抗生剤や鎮痛剤を適切に処方して不安なく過ごせるようサポートします。

③ 成功率は条件に左右される

自家歯牙移植の成功率は約80〜90%と高いものの、年齢、骨の質、歯の状態、術後の清掃状態などによって変動します。
特に歯根膜が損傷した場合や、感染が残っていると、再生がうまく進まないことがあります。
術後の清掃・定期検診を欠かさないことが成功の鍵です。

④ 長期安定にはメインテナンスが不可欠

移植歯は「生きた歯」であるため、虫歯や歯周病のリスクもゼロではありません。
定期的なプロフェッショナルケア(PMTC)や噛み合わせ調整を続けることで、長く機能させることができます。

辻堂カバサワデンタルオフィスの考え方

私たちは、メリットだけを強調するのではなく、リスクをきちんとお伝えし、患者様と一緒に最適な判断をしていくことを大切にしています。
「できる」「できない」を明確にするために、CT診断・マイクロスコープ・歯周再生療法を組み合わせた科学的根拠に基づく“見える診断”を徹底。
患者様の身体的負担を最小限に、“自分の歯で噛む未来”を最大限に残せるよう取り組んでいます。

信頼できる選択のために

自家歯牙移植は、術前の診断・術中の技術・術後の管理がすべて揃ってはじめて成功する治療です。
そのため、単なる「テクニック」ではなく、総合的な歯科医療の経験と科学的根拠が求められます。

⑨歯の移植(自家歯牙移植) よくある質問(FAQ)

説明する歯科医師

Q1. 歯の移植はどんな人でも受けられますか?

すべての方が対象ではありません。
歯の移植は、「移植に使える健康な歯(主に親知らず)」と、「受け入れ先の骨の状態」が整っていることが条件です。
CT撮影によって骨の厚みや位置、神経の走行などを立体的に確認し、可能かどうかを精密に診断します。
年齢に関係なく、条件さえ整っていれば成功する可能性があります。

Q2. 他院で「抜歯しかない」と言われたのですが、まだ移植できる可能性はありますか?

あります。
抜歯が必要と診断された歯でも、CTとマイクロスコープによる再評価で、まだ歯を残せる可能性が見つかるケースがあります。
また、抜歯せざるを得ない場合でも、親知らずなどを利用して移植できる場合があります。
辻堂カバサワデンタルオフィスでは「歯を残す」ことを第一に考え、再生療法と組み合わせた治療をご提案しています。

Q3. 移植手術は痛みがありますか?

手術中は局所麻酔を行うため、痛みを感じることはほとんどありません。
手術後は軽い腫れや違和感を感じる場合がありますが、通常は数日〜1週間ほどで落ち着きます。
当院では術後の疼痛管理や抗菌処置を徹底し、できる限り快適に過ごしていただけるよう配慮しています。

Q4. 治療期間はどのくらいかかりますか?

一般的には3〜6ヶ月程度です。
初期固定期間(約2〜3週間)→ 骨と歯の結合・治癒期間(約1〜3ヶ月)→ 最終的なかぶせ物の装着(約3〜6ヶ月)という流れになります。
治療のスピードは年齢や体調によっても変わるため、定期的な経過観察を行いながら進めていきます。

Q5. インプラントとの違いは何ですか?

最大の違いは、「自分の歯を使う」か「人工歯根を埋め込む」かです。
歯の移植は、自分の歯根膜を再生させることで骨と自然に結合します。
そのため、噛む感覚がより自然で、体に優しい治療法です。
一方、インプラントは人工物を使用するため、適応範囲が広く安定性が高いという利点があります。
どちらが適しているかは、CT診断とカウンセリングで見極めます。

Q6. 歯の移植の成功率はどのくらいですか?

一般的な成功率は80〜90%前後といわれています。
これはインプラント治療と同等、もしくはそれ以上の高い結果です。
ただし、成功率はドナー歯の状態・骨の質・術後の清掃習慣によって左右されます。
当院では、マイクロスコープによる精密処置と滅菌環境の徹底により、長期安定性の高い治療を実現しています。

Q7. 移植した歯はどのくらい持ちますか?

適切に治療・管理を行えば、10年、20年と機能するケースもあります。
移植後の歯は「生きた歯」ですので、虫歯や歯周病のリスクはありますが、
定期的なメインテナンスと噛み合わせのチェックを続けることで、長く快適に使い続けることができます。
当院では担当衛生士による継続的なケア体制を整えています。

まとめ

歯の移植(自家歯牙移植)は、自分の歯で噛む感覚を取り戻す唯一の治療法です。
辻堂カバサワデンタルオフィスでは、CT・マイクロスコープ・歯周再生療法を活用し、
科学的根拠に基づいた安全で確実な治療を行っています。
「抜歯と言われたけれど諦めたくない」「自分の歯を活かす治療を知りたい」

――そんな方は、まずは一度ご相談ください。

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